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家具修理・修復 > 箪笥修理修復 > テーブル塗り替え > 玄関ドア塗り替え

自己紹介





初めまして、私は現在、宮城県大衡村で注文家具や家具修理等を生業とする木工職人で菊地正彦と申します。
家具の材料として使われる木材は、楢等の広葉樹になると樹齢300年位にならないと良い材料が取れないと言われます。
これが製材され板材になると40〜60%の歩留りとなり、さらにこれが家具等に製品化されると実際に使用される割合は
50〜60%に過ぎないという事になります。

まったく、木材というのは気が遠くなるようなライフサイクルと低い歩留まりを経て私たちの手元に家具となって届くという訳ですね。
このような背景を考慮に入れて現在の家具事情を考えてみるとイギリスのアンティーク家具の世界の合理性が良く見えてきます。
60年以上の歳月を過ぎても市場価値を失わず、修理されながら人々の生活の中で使われ続けてゆく家具のあり方は
素晴らしい文化だと思います。

幸いなことに日本でも最近は、気に入った物を大切に使ってゆこうという気運が高まってきたようです。
私も職人として、このような人たちのライフスタイルにお役に立ちたいと考えています